こんにちは。院長の篠原です。
7月も終わりに近づきました。梅雨明けももうすぐ!本格的な夏の到来です!
(診察室窓辺が夏仕様になりました。)
暑さ日本一の熊谷、夏の名物はたくさんありますが、ブルーベリーも名産品の一つですね。医院の庭にもたくさん実をつけました。
季節の果物や野菜は、体の疲れを癒してくれるとも言います。
熱中症予防には、水分補給と休息が大切。旬の食材も活用したいですね。
ところで…
暑くなると飲む機会が増えるのが「スポーツドリンク」。たくさん汗をかいた時に失われがちな成分が補われるものとして、お子様の夏の水筒の中身は常にコレ!というご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし!
水分補給には良いスポーツドリンクですが、実は歯にとって良いものとは言えないんです。
皆さんは「酸蝕歯」という言葉をご存知でしょうか。
酸性度が高いものが頻繁に歯に触れることによって歯の外側を守っているエナメル質が溶かされ、そのまま再石灰化されずに溶かされ続けてその下の象牙質がむき出しになり、痛みを感じるようになってしまうものです。これは細菌が原因であるむし歯とは異なるものです。
実はスポーツドリンクは酸性度が高く、酸蝕歯のリスクが高い飲み物。
最近は水筒やペットボトルで持ち歩く人が多く、酸性になった口内を唾液の力で中性に戻そうとしているところにまた飲む…とうことが繰り返されるため、酸蝕歯になる方が増えています。
酸蝕歯を防ぐには、「口内を酸性にしたままにしない」ことが大切。スポーツドリンクはだらだら飲み続けない。また、飲んだら水やお茶を飲み、口内をすすぐことが大切です。
また、唾液は酸を洗い流して中和する力があり、また歯の再石灰化を促してくれる、歯の健康にとっては欠かせない存在です。ガムを噛むと普段の4倍ほど唾液が出るといわれますので、活用してみてください。(もちろん歯に良いものを選んでくださいね!)
これからの季節特に美味しいビールや酎ハイ、コーラやワインなども気を付けたい飲み物です。これからの季節、どうしても飲みたくなるこれらの飲み物。歯の健康に気をつけながらおいしく飲んでくださいね。間違っても酔ってそのまま眠り込んでしまうことのないようにしてください!!